米上院院内総務、ロシア疑惑「終了」表明 民主党と対立激化

[ワシントン 7日 ロイター] – 米共和党のマコネル上院院内総務は7日、ロシアによる2016年米大統領選への介入疑惑を巡る捜査は「終了」したとの見解を示した。モラー特別検察官がまとめた同疑惑の捜査報告書を巡る共和党と民主党の対立が精鋭化する可能性がある。

マコネル院内総務は上院で行った演説で「モラー特別検察官の捜査の結果は明白だ。このケースは終了した」と宣言。トランプ氏とロシアとの癒着を示す証拠は見つからなかったとするモラー報告書の「最終結果」を認めることを拒否している民主党は「完全なメルトダウン」状態にあると非難した。

マコネル氏に続いて演説を行った民主党のシューマー上院院内総務はこれに反発。トランプ氏は「法律を鑑みない大統領」だとし、マコネル院内総務は議会による調査を葬り去ろうとしていると批判した。

下院民主党はバー司法長官がモラー特別検察官の報告書の全文提出を拒否したことは「議会侮辱罪」に当たると主張しており、この日に司法省当局者との会合を予定している。

*写真を追加しました。

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