2026年ワールドカップの開幕が目前に迫る中、優勝国の行方に世界的な注目が集まっている。専門家の分析やブックメーカーのオッズを踏まえると、優勝候補として有力視されているのは、スペイン、フランス、アルゼンチン、イングランド、ポルトガル、ブラジルの6カ国である。
2026年大会は6月11日に開幕し、7月19日に閉幕する。開催国はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国である。
以下はCNNの報道をもとに整理した優勝候補である。
スペインが最有力とされる理由
スペインは今大会の最有力候補の一つと見られている。2022年カタール大会以降、UEFAネーションズリーグ(2022-23年シーズン)、2024年欧州選手権、さらにパリ五輪男子サッカーで優勝を果たし、安定した強さを示してきた。
攻撃力に優れたチームであり、従来のポゼッション重視のスタイルを維持しながら、近年はスピードと縦への推進力が加わっている。より速く、より攻撃的なサッカーへと進化している点が特徴である。
チームの中心選手はラミン・ヤマル(Lamine Yamal)である。18歳ながら急速に台頭し、バルセロナでの活躍も相まって、「リオネル・メッシの後継者」との評価も出始めている。ただし現在は負傷からの回復途上にあり、グループステージ初戦に間に合うかが焦点となっている。
フランスは3大会連続決勝の可能性
フランスはスペインと並ぶ優勝候補である。2018年ロシア大会で優勝、2022年カタール大会で準優勝と、2大会連続で決勝に進出している。3大会連続で決勝進出を果たせば、近年では例のない快挙となる。
豊富なタレントを擁するチームであり、キリアン・エムバペが絶対的エースである。エムバペは2018年大会でフランス史上最年少得点者となり、その後も代表の象徴的存在であり続けている。2022年大会では得点王と最優秀選手賞次点(シルバーボール)を獲得し、決勝での得点記録も打ち立てた。
アルゼンチンは連覇を狙う王者
前回王者アルゼンチンも有力候補の一角である。ワールドカップ連覇は、これまでイタリアとブラジルのみが達成している偉業であり、その達成に挑む形となる。
同国は2022年大会優勝後、2024年コパ・アメリカでも優勝し、依然として高い競争力を維持している。最大のスターは言うまでもなくリオネル・メッシである。史上最高の選手の一人とされ、個人タイトルとチームタイトルの双方で輝かしい実績を築いてきた。代表戦においても年齢を感じさせないプレーを見せ続けている。
ポルトガル黄金世代の完成度
ポルトガルは長年にわたり世界屈指のタレントを輩出してきたが、今大会はその才能を結果に結びつける好機とみられている。
チームは戦術的に成熟しており、2025年のUEFAネーションズリーグでは優勝を果たした。主力にはクリスティアーノ・ロナウド、ブルーノ・フェルナンデス、ベルナルド・シウバ、ヌーノ・メンデスらが名を連ねる。
イングランド60年無冠脱却への条件
イングランドは約60年に及ぶ無冠の歴史に終止符を打つことを悲願としている。毎大会、優勝候補に挙げられながらも、個々の才能をチームとして十分に発揮できない場面が目立ってきた。
しかし今回は欧州予選で圧倒的な成績を収めた。8試合すべてに勝利し、無失点という内容で本大会に臨む。主力にはハリー・ケイン、ブカヨ・サカ、ジュード・ベリンガムらがいる。
ブラジルは再建途上でも侮れず
ブラジルは歴史的に見れば最も成功したサッカー大国の一つであるが、現時点のチーム状態は他の有力国と比べてやや不安定である。南米予選では5位にとどまり、同国としては異例の苦戦となっている。
2022年大会以降、すでに4人の監督が交代しており、チームは過渡期にある。かつての黄金時代と比べるとスター選手の層は薄く、攻撃陣よりもセンターバックの層が厚い構成となっている。
その中で中心となるのがヴィニシウス・ジュニオールである。優れたドリブル突破力を持ち、得点とアシストの両面でチームに貢献できる選手である。
アジア勢の突破確率と日本の位置
また、アメリカの投資銀行ゴールドマン・サックスも独自の予測を公表している。ロイター通信によれば、5月末に発表された同社のモデルでは、スペインが優勝確率26%で最有力とされ、他国を大きく引き離している。フランスは19%で2位、アルゼンチンは14%で3位、ブラジルとイングランドはそれぞれ8%、5%と続いている。
ちなみに、この予想によると、32強に進出するアジアチームの確率は、日本が78.9%で最も高く、次いでイランが71.6%、韓国が71.2%、ウズベキスタンが54.5%となっている。
32強に進出する日本は、ブラジルと対戦する可能性が高い。
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