台湾、中国漁船から豚肉31キロ確認 アフリカ豚コレラ懸念で消毒処理
台湾の海洋巡視船は5月5日、台湾最北端の富貴角の沖18.7カイリ(約35キロ)の位置で、両岸境界線を越えた中国本土籍の漁船一隻を拿捕した。船内に立ち入り検査したところ、31キロもの冷凍豚肉を保管していた。大陸で蔓延するアフリカ豚コレラの防止のために、台湾防疫局検査員が消毒と廃棄処理を行った。
中央通信社によると、中国籍の漁船(約575トン)は台湾巡視船の停船命令を無視して逃げ去ろうとしたが、追跡して停止させた。不審に思った巡視員が、船内を立ち入り検査した。
海洋巡視隊の蘇振義副隊長によると、漁船には船長を含む11人の中国籍船員が乗船していた。3日午後に浙江省蒼南県から出港し、5日まで航行していたが、操業はしておらず、魚などを船内に保管していなかった。いっぽう、31キロもの冷凍した豚肉を積んでいた。
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