ペロシ氏は「めちゃくちゃ」、新NAFTA巡りトランプ氏が批判

[ワシントン 23日 ロイター] – トランプ米大統領は23日、民主党のペロシ下院議長は北米自由貿易協定(NAFTA)を改定した「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」を勉強するためにライトハイザー米通商代表部(USTR)代表に2週間の猶予を求めたと明らかにし、「彼女はめちゃくちゃだ。理解していないのだから」と批判した。

トランプ氏はホワイトハウスでのイベントで「ペロシ氏は協定法案を理解していない。勉強する必要がある」と語った。

ペロシ氏はツイッターでこれに反応し、「『非常に安定した天才』が大統領らしく振る舞ってくれれば、インフラや貿易などの問題で喜んで協力するつもり」と投稿した。両氏はこの日既に、激しい言葉の応酬を交わしており、その際にトランプ氏が自身を「非常に安定した天才」と呼んでいた。

議会共和党はUSMCAを8月の休会入りまでに批准することを目指している。ペロシ氏は下院議長として最初の採決をいつ実施するかについて決定する権限がある。

ペロシ氏が実際、2週間かけてUSMCAを勉強すれば、8月3日の休会入りまで残された時間が短くなる。トランプ大統領は2週間は「長い」と訴えた。

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