ベネズエラ地震 千人死亡の可能性

2026/06/26 更新: 2026/06/26

ベネズエラで発生した強い地震について、同国当局はこれまでに少なくとも188人の死亡を確認したと発表した。200人以上が倒壊した建物の下敷きになっている。アメリカの救援チームも捜索・救助活動に加わっており、専門家は、今後も余震が続き、首都カラカスで被害が拡大する恐れがあると警告している。

各国の救援隊はすでに現地に到着しており、捜索・救助活動が進むにつれて、死傷者数はさらに増える可能性がある。

ルビオ米国務長官は、「バージニア州フェアファックス郡とロサンゼルスから捜索救助隊を派遣した。今後、さらに別のチームも加わる予定だ」と述べた。

ルビオ氏は、発生から48時間以内の救助活動が最も重要だと強調した。ベネズエラ当局による被害状況の評価がまとまり次第、追加支援を行う方針だという。

また、「住宅の面では、家を失った人々をどのように避難・収容するのか、また通信網やインターネットなどのインフラ復旧に向け、アメリカとしてどのような支援が可能かを検討している」と述べた。

現地時間24日午後、ベネズエラの首都カラカスの西約160キロに位置するユマレ付近で、マグニチュード7.2と7.5の強い地震が相次いで発生した。震源の深さは13.2キロだった。

専門家によると、一般に震源が深いほど地表での揺れは弱まりやすい。一方、今回ベネズエラで発生した2回の強い地震はいずれも地殻の浅い部分で起きており、震源は地表から10〜20キロの範囲にあった。

英ダラム大学地球科学部のマーク・アレン教授は、「残念ながら、今回の地震は放出されたエネルギーが非常に大きかっただけでなく、震源も浅かった。そのため、多くのエネルギーが地表に伝わり、震央周辺に強い揺れをもたらした。人口密集地の近くでマグニチュード7クラスの地震が起きれば、その威力は非常に大きく、深刻な被害につながる」と指摘した。

2度の強い地震により、多数の建物が倒壊し、ベネズエラ全土に非常事態が宣言された。

アレン氏は、「私が確認した初期データでは、地震活動は東西方向に広がるとみられる。また、多くの余震は、24日に発生した2回の強い地震の東側で起きる可能性がある。残念ながら、これはカラカスが大きな影響を受けることを意味している」と述べた。

同氏は、今後数週間から数か月にわたり、マグニチュード5〜6程度の余震が発生し、さらなる被害をもたらす恐れがあると警告している。

米地質調査所は、死者数が数千人規模に達し、場合によっては1万人を超える可能性もあると予測している。

関連特集: 国際