「キューバ作戦の可能性」トランプ氏が示唆 ベネズエラ急襲を「再現」か

2026/06/20 更新: 2026/06/20

トランプ大統領は6月19日、米国によるキューバでの作戦の可能性について、今年初めにカラカスでベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロ氏を拘束した米軍の電撃的な急襲作戦に類似したものになる可能性があると述べた。

Axios(アクシオス)とのインタビューでトランプ氏は、キューバに関するいかなる行動のタイミングも「流動的」であるとし、詳細についての言及は避けた。

このような作戦が、1月3日にベネズエラで行われたヘリコプターを用いた急襲作戦と似たものになるかという質問に対し、トランプ氏は「おそらく。その可能性はある」と答えた。

「絶対的決意作戦(Operation Absolute Resolve)」として知られるこの任務では、特殊部隊が要塞化された敷地に突入し、マドゥロ氏とその妻を拘束した。それ以降、トランプ政権はベネズエラの暫定政府と緊密な協力関係を築いている。

大統領は、マルコ・ルビオ国務長官がキューバ政策に関与していることを明かした。

トランプ氏は「マルコは素晴らしい仕事をしている。マルコの両親――実に素晴らしい話なのだが――彼の両親はキューバの出身なのだ」と語った。

トランプ氏は、ベネズエラでの作戦はイランに対する軍事作戦よりも複雑ではなかったと述べた。

「ある意味でイランの作戦は、兵器の観点から見れば、ベネズエラよりもはるかに大規模で、はるかに強力だ」とトランプ氏は語った。

また、距離も大きな要因であったと述べた。

「これらの場所は近くにある。一方でイランに目を向けると、あそこは非常に遠い」とトランプ氏は語った。「私はあの地域へ何度か飛行したことがあるが、今回の件とは関係なく、18時間も飛行することになる。非常に長い飛行だ。ベネズエラは比較的近く、キューバは目と鼻の先だ」

トランプ氏はまた、自身が考えるベネズエラとキューバの決定的な違いについても指摘した。

「ベネズエラには石油があるが、キューバにはない」と彼は述べた。「キューバには素晴らしい土地があり、素晴らしい海岸線がある」

2025年1月のトランプ氏のホワイトハウスへの帰還は、キューバに対する「最大限の圧力」キャンペーンを復活させ、両国間の公式な関係断絶をもたらした。

米軍によるベネズエラでの作戦後、ワシントンはキューバへの石油輸送を制限した。これにより、安価なベネズエラ産石油が途絶え、キューバはその主要な経済的命綱を失った。その結果、キューバは深刻な経済およびエネルギー危機に陥っている。

ここ数ヶ月、トランプ政権は国営企業、政府機関、および高官への制裁を拡大し、圧力キャンペーンを強化している。

5月20日には、キューバのラウル・カストロ前国家評議会議長が米国で殺人罪により起訴され、冷戦以降で最も重大な緊張緩和の逆行(エスカレーション)の一つが起きた。

一方で、キューバ国内の状況は悪化の一途をたどっており、連日の停電や、食料、清潔な水、基本医薬品の深刻な不足が発生している。市民の不満は、島全土での抗議活動を引き起こしている。

トランプ氏は以前、フロリダの南90マイルに位置するこの島国の「友好的な乗っ取り( friendly takeover)」を提案していた。

トランプ氏はAxiosに対し、「マルコをキューバに関与させるつもりだ」と語った。「キューバは話し合いを激しく求めている」

Emel Akan
エポックタイムズのホワイトハウス上級特派員、トランプ政権担当記者。 バイデン前政権とトランプ第一次政権時は経済政策を担当。以前はJPモルガンの金融部門に勤務。ジョージタウン大学で経営学の修士号を取得している。
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