ミネソタ州に住んでいるトニーとアリソン夫妻は、結婚して11年になりますが、ずっとたくさんの子供がいる大家族がほしいとねがっていました。しかし悲しいことに夫婦は6年間で4回もの流産を経験し、ずっと辛い思いをし続けていました。でも、二人は最後まで諦めず、希望を持ち続けたのでした。
妻のアリソンは流産を経験するたびに、悲しみの淵に突き落とされ、毎日泣いて過ごしました。なぜ自分たちだけこんな辛い思いをしないといけないのか、私たち夫婦は子供を授かる権利がないのだろうか、と様々な思いが胸をよぎるのです。結婚して11年、二人は4回も流産を経験し、最後の願いを込めて体外受精をすることに決めたのです。
二人は体外受精という選択肢を選んだ二人でしたが、医者からも成功の見込みは30%くらいで、決して成功率は高くはないと言われましたが、最後の願いを込めて3つの卵子を授精させることにしました。
何としても赤ちゃんがほしい、その熱心な二人の思いが通じたのか、それから6週間後、超音波スキャンで確認すると3つの卵が育っていることが判明されました。
「1人じゃなく、赤ちゃんが3人?!すごくうれしいわ」と大喜びした二人でしたが、医者が「いや、3人じゃないみたいだよ。4人だ!!」と二人に伝えたのです。なんと一卵性双生児を含む4つ子だったのです。最後の願いをかけて成功率の低い体外受精に賭けた二人は、1人どころか4人ものかわいい赤ちゃんに恵まれたのでした。
2017年7月4日、32週目に帝王切開で生まれました。11年間もの苦難の末、トニーとアリソンはやっと4人のかわいい女の子の赤ちゃんに恵まれたのです。赤ちゃんの名前はそれぞれ、オリビア、アナ、モーガン、キャロリンと名づけられました。
生まれたすぐは呼吸する力が弱かった4人の赤ちゃんは、はじめのうちは呼吸器を付けていました。しかし一週間後自力で呼吸ができるようになり、退院し、やっと家族そろって家に帰ることができました。
「本当にうれしくてうれしくて、毎日のように泣きました。4人のかわいくて健康な赤ちゃんが私たちのところに来てくれて本当に幸せです。4人全員が私たちの娘だなんて本当に信じられません!今まで辛い思いをしてきた分、今が本当に幸せです。これからも家族そろって幸せに暮らていきたいです」とアリソンはとても感動した様子で語ってくれました。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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