米中防衛相、両国の軍隊関係構築を協議 対北朝鮮制裁で協力も
[シンガポール 31日 ロイター] – 米国のシャナハン国防長官代行と中国の魏鳳和国防相は31日、アジア安全保障会議が開かれているシンガポールで会談を行った。米中は通商問題だけでなく南シナ海や台湾などを巡る戦略的な問題でも対立しているが、米国防総省報道官はシャナハン氏は今回の会談は建設的だったとの見解を示したことを明らかにした。
米国防総省報道官は、シャナハン長官代行は20分間の会談は「建設的で生産的」だったと述べたとし、「米中間の誤解と誤算のリスクの軽減に向けた両国間の軍隊の関係構築について意見を交換した」と表明。対北朝鮮制裁の実施に向けた米中の軍隊の協力についても協議したことを明らかにした。
ただシャナハン氏は記者団に対し、南シナ海における中国の軍事化は「行き過ぎている」との見解を示し、6月1日に行う講演でこの点について言及することを明らかにした。
関連記事
米中経済・安全保障調査委員会は最近、ワシントンで公聴会を開いた。中共が中南米に綿密な支配網を築き、それが経済的圧力・軍事的プレゼンス・国際犯罪ネットワークを組み合わせた複雑な戦略へと進化させると警告
最大のイラン産原油の輸入国であり、湾岸地域への依存度も高い中国は、エネルギー供給のひっ迫に直面しており、その影響はエネルギー安全保障のみならず、経済全体の安定にも大きな打撃を与えている
国際原油価格の上昇が続くなか、中国共産党(中共)国務院台湾事務弁公室は「台湾は石油供給が途絶える」と主張したが、この発言に対し、ネット上では反発の声が上がった。一方、台湾政府は燃料価格の上昇を抑えるため、価格安定措置を打ち出している
台湾国防部は3月22日、米国から調達したMQ-9B高高度ドローンの初回2機の引き渡しを受けたと発表した。あわせて、F-16V戦闘機の納入遅れを巡っては、対米軍事調達の資金支払いの仕組みや生産状況を説明し、防衛装備の調達は着実に進んでいると強調した
米国のウォルツ国連大使は、中国が資金力を背景に国連の主要ポストを掌握し、影響力を強めていると警鐘を鳴らした。米国は巻き返しを図ると共に、台湾の国際社会への関与を強く支持する方針だ