日米通商交渉、実務者協議10─11日に米ワシントンで開催=茂木再生相

[東京 4日 ロイター] – 茂木敏充経済再生相は4日の閣議後会見で、日米通商交渉の実務者協議を10─11日に米国で開催すると発表した。日本側は、内閣官房や外務省、農林水産省、経済産業省の局長級が参加する。農産品や工業品の現状について、専門的な観点から議論を行うことが今後の閣僚交渉に有益と判断したとしている。

茂木再生相は会見冒頭「これまで自分とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の間で精力的に協議を進めてきたが、(東京で開かれた)5月25日の協議を踏まえ、農産品、工業品に関し、日米の実務者同士で議論をする場を設けることとした」と説明した。茂木再生相とライトハイザー氏は今後も「なんらかの話し合いをすると思うが、今の段階で時期を含め決まっていない」と述べた。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

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