言葉の選び方でこんなに変わる

子供のやる気を出させる魔法の言葉

やる気のないお子さんを前にして、穏やかでいられるママなんてそうそういません。「早くしなさい!」と怒って急き立ててしまったり、「あなたが心配なのよ」と親心を訴えてみたりすることもあるでしょう。しかし怒るのも心配するのも子供のやる気を削ぐだけで、実は逆効果なのです。今回は子供にやる気を出させる上手な声かけ法をご紹介します。

 

やる気を出させる前準備

 

子供がやる気を出すために必要なものは、次の三つです。

1.ママからの期待

2.ママからの信頼

3.自信

「あなたはこれができるからすごい!」と常日頃から些細なことを褒めて、自信をつけさせてあげてください。できていなくてもがっかりして見せるのではなく、「すぐできるようになるよ」と笑顔で期待と信頼を見せましょう。そうすることでお子さんは、あらゆることにおいて前向きな気持ちで取り組めるようになります。ここまでの前準備が整っていれば、ここぞという時にやる気を出させることは簡単です。

「これをやってくれたらママ嬉しいんだけどな」

「あなたならすぐできるはずなんだけどな」

といった、プライドをくすぐる言葉で誘導してみましょう。叱られることからとりあえず逃げるより、心配という言葉で追い詰められるより、すでにある自信と信頼を守るために行動するほうが自主性も育ちます。そうすることで、より長期的にやる気を維持させ続けることに繋がるのです。

 

やりきった時の褒め方

 

やるべきことをやった時にはしつこいくらいに褒めてあげると、次のやる気につながります。この時になにより大事なのは、お子さんの正しい行動とやる気を、ママが心から喜んでいると教えてあげることです。「あなたのおかげでママ嬉しい!」と喜ばれれば、お子さんの中では「次も頑張ろう」という気持ちが芽生えます。

普段から自信を付けさせるべくあれこれ褒める以上に、ママの言うことを聞いたそのタイミングでたくさん褒めてあげたほうが、自信を付けさせる効果が高いのです。この繰り返しで、お子さんはやる気に満ちた生活が送れるようになるでしょう。

 

まとめ

 

やる気は叩かれて急に出てくるものではありません。その場しのぎのやる気ではない、本当のやる気を出させるために、お子さんを信頼することから始めてみてくださいね。

 

(大紀元日本ウェブ編集部)