日仏両政府、日産ルノーの提携強化へ支援 「誤解解けた」とルメール氏

[東京 10日 ロイター] – 世耕弘成経済産業相とフランスのルメール経済・財務相は10日、都内で会談し、日産自動車<7201.T>とルノー<RENA.PA>の提携強化に向け、日仏両政府が支援することで一致した。両氏が会談後、記者団に語った。

ルメール経財相は記者団に対し、日産とルノーの提携関係について「(日仏)両政府が支援することを確認した」と述べた。世耕経産相との会談について「世耕経産相との意見交換は建設的だった。大変うれしく思っている」との認識も併せて示した。

世耕経産相とルメール経財相の会談は、経済協力開発機構(OECD)の閣僚理事会出席で訪れたパリで5月22日に実施して以来。ルメール氏はこの日の会談で「これまでの誤解が解け、あらためて信頼関係が構築できた」と述べた。

世耕経産相はルメール仏経財相との会談で「日産とルノーのアライアンスに関し、最新状況の意見交換と情報交換を行った。私からも考え方を伝えた」ことを明らかにした。ルメール氏との具体的なやり取りや、「誤解が解けた」とするルメール氏の言及には触れなかった。

ルメール経財相はその後、都内で麻生太郎財務相と「日仏ハイレベル経済財政対話」に臨み、先の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の成果や、主要7カ国(G7)議長国のフランスとの連携を確認。「G20財務相会合が成功裏に終わったことに敬意を表したい。(月末の)G20サミットでも貿易面などで日本がいい方向に導いてくれると思う」との認識を示した。

日仏両国の経済対話は、初会合の2015年1月19日から数えて3回目で、福岡G20での訪日に合わせて設定した。前回は16年7月29日にパリで実施していた。

(山口貴也)

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