G20後に対中関税発動の用意、合意できなければ=トランプ氏

[ワシントン/北京 10日 ロイター] – トランプ米大統領は10日、今月末の20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、中国の習近平国家主席と通商合意に達しなかった場合、中国輸入品への追加の報復関税を発動する用意があると述べた。

トランプ氏はG20に合わせ習主席と会談する用意があると繰り返し述べているが、中国側はこれまで会談開催を確認していない。

トランプ氏はCNBCとのインタビューで、習主席がG20に出席すると引き続き想定していると指摘。習主席がG20に参加しなかった場合、新たな関税が課されるのかとの問いに対し、「そうなるだろう」と答えた。

トランプ氏は「ディール(取引)ができなければ、関税は引き上げられるだろう」と語った上で、習主席とは「素晴らしい関係」にあり、中国政府は米国とのディール(取引)を望んでいるとの見解を示した。

中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)<HWT.UL>を巡る議論については、米中通商合意の一環として扱われる可能性があるとした。

中国外務省の報道官は10日、米国との貿易交渉に応じる用意はあるとしながらも、今月末に大阪で開催されるG20首脳会議で米中首脳が会談する可能性については何も発表することはないとコメントした。

*内容を追加しました。

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