中国の中・南部で豪雨被害、今後4日は継続の予報

[上海 11日 ロイター] – 中国の国営メディアによると、同国中部と南部で豪雨が続き、少なくとも5人が死亡した。当局は、今後4日にわたって豪雨が続く事態に備えているという。

英字紙チャイナ・デーリーは、江西省では10日までに、洪水で1万0800ヘクタールにわたって農作物が被害を受け、家屋数百戸が倒壊したと伝えた。これにより140万人が影響を受け、直接の経済損失は26億5000万元(3億8241万ドル)に達したとしている。

一方、南西部の広西自治区では、2万世帯で停電が発生。道路や橋などのインフラが深刻な被害を受けているという。

気象当局によると、広西自治区の降雨量は688ミリに達し。同地区と湖南省の一部では、6月の降雨量としては過去最高記録となった。

気象当局は、豪雨の範囲は13日までに、南部の広東省、福建省、江西省、雲南省、四川省、台湾に広がると予想。今後数日は、激しい雷雨や、河川の堤防決壊にも備えるよう警告した。

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