米中、全面的貿易戦争に危険なほど接近=モルガンSのCEO

[ニューヨーク 11日 ロイター] – 米金融大手モルガン・スタンレー<MS.N>のジェームス・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は11日、米国は中国との「全面的な」貿易戦争に危険なほど近づいていると警告した。

ゴーマンCEOはモルガン・スタンレーが主催した金融関連の会合で、米中は論争の応酬から、何かよりひどいものに移行したのではないかと懸念しているとし、「全面的な貿易戦争が勃発すれば大惨事となる」と指摘。「軌道を修正することは両国にとり大きな国益となる」と述べた。

このほか、連邦準備理事会(FRB)の資本要件やストレステスト(健全性審査)について、世界的な金融危機から10年を経た現在は厳し過ぎると指摘。「規制当局は過度に慎重であったように見える」と述べた。

モルガン・スタンレーの業績については、第2・四半期はトレーディングの減速などにより前四半期ほど堅調にはならないとの見方を示した。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]