USTR代表、中国問題は「話し合いで解決せず」 日米交渉進展

[18日 ロイター] – ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は18日、中国製品に関税をかけるだけでは中国への改革圧力としては不十分かもしれないが、他に選択肢がないとの認識を示した。

ライトハイザー氏は上院財政委員会の公聴会で、「関税だけで盗みを止めさせられるか分からないが、他に選択肢はないだろう。話し合いが通用しないことは知っている」と語った。

トランプ大統領は18日、中国の習近平国家主席と電話会談を行ったことを明らかにし、米中首脳会談を今月末に大阪で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせて実施すると述べた。

トランプ政権は先月、中国への制裁関税の第4弾として、携帯電話など約3000億ドル分の製品に最大25%の関税を課す計画を表明。トランプ氏は習主席との会談が不調に終われば実施するとしている。

ライトハイザー氏は、関税計画が実現するかどうかはトランプ大統領次第と指摘。また日米貿易交渉については「進展している」との見方を示した。

北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」については、雇用のアウトソーシングの意思の低減につながる「分水嶺」的な協定になるとの考えを示し、議会で近く批准されることを望むと述べた。

また、USMCAには製薬業界に関連する米国内法の変更が強要される条項は含まれていないとの見解も示した。

ライトハイザー氏の議会公聴会での証言は米中通商協議が中断した5月以来初めて。

*内容を追加しました。

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