インドの今年度財政赤字、当初の目標から上方修正へ=関係筋

[ニューデリー 21日 ロイター] – インドのニルマラ・シタラマン財務相は7月5日に公表する2019/20年度(20年3月終了)予算案で、財政赤字が当初想定していたよりも拡大するとの見通しを示す。景気低迷による税収の落ち込みが背景。3人の関係者が明らかにした。

今回の予算案は、モディ政権2期目の最初の予算案となる。モディ首相は2014年の就任以降、主に補助金削減や燃料税により財政赤字を2013/14年の国内総生産(GDP)比4.5%から3.4%に縮小させた。

ただ、高速道路や住宅向けの歳出拡大、法人税および所得税の引き下げといった選挙公約を守るため、歳出拡大を迫られている。

ある財務省高官はロイターに対して「経済成長と民間投資の活性化が最優先課題であることを踏まえると、財政目標を変更する以外に選択肢はない」と語った。

今年度の財政赤字は2018年2月にはGDP比3.3%と想定されていたが、今年2月には3.4%に上方修正された。同高官によると、今回さらに上方修正され、GDP比最大3.6%に引き上げられる可能性がある。

別の関係者によると、GDP比3.6%の赤字を容認すれば、減税や投資奨励策などのために約4200億ルピー(60億3000万ドル)の予算が確保できるという。

前出の高官によると、予算案の協議でエコノミストや政府アドバイザー、シンクタンクなどは、減税ではなく、小規模企業や食品加工産業、電気自動車(EV)、輸出、観光業、農業、農村部など、個別の分野を対象に刺激策を講じることを提案しているという。

 

 

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