ファーウェイCFO弁護団、引き渡し手続き中止をカナダ法相に要請

[24日 ロイター] – 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟最高財務責任者(CFO)の弁護団は24日、同氏の米国への身柄引き渡し手続きの中止をカナダのラメッティ法相に要請したことを明らかにした。

弁護団は声明でラメッティ法相宛てに書簡を送ったと明らかにし、「CFOの身柄引き渡しには法的根拠がない。手続き中止がカナダにとって最善の利益だ」と訴えた。

カナダ司法省は書簡については確認を避け、カナダは「法の支配を尊重」し、身柄引き渡し手続きに従っているとコメントするにとどめた。

フリーランド外相は13日、「孟氏に関して政治的干渉はない。それが身柄引き渡し要求の正しい道筋だ」として引き渡しを停止する案を否定した。

孟氏のカナダの弁護団は、カナダ、米国ともにこの問題に対する管轄権はなく、「政治的目的」のために身柄引き渡しが求められていると主張した。

孟氏は18年12月、米国の要請を受けバンクーバー空港で逮捕された。同社とイランで事業を行う企業の関係について、国際的な金融機関を欺いたとして米当局に起訴されている。孟氏は不正を否定しており、ファーウェイは3月にニューヨークの連邦地裁で行われた罪状認否で無罪を主張した。

*内容を追加しました。

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