米議会、サウジへの武器売却に改めて対抗 外交委が法案承認

[ワシントン 25日 ロイター] – 米上院外交委員会は25日、トランプ大統領が議会手続きを経ず外国への武器売却を決定するのを難しくする法案を承認した。米政権が例外措置を講じてサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)への80億ドル規模の武器売却を決めたことに議員らは強く反発している。

上院は数日前の本会議でサウジなどへの武器売却を阻止する22の決議案を採択したが、トランプ氏が発動を表明している拒否権を覆すのに必要な賛成票は集まらなかった。

サウジのイエメン内戦への介入や人権問題をめぐる懸念が議会の反発の背景にあるが、ポンペオ国務長官は、イランによる脅威がサウジなどへの武器売却を正当化していると主張してきた。議員らはポンペオ氏の主張は受け入れず、対抗姿勢を緩めていない。

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