コンゴのグレンコア系銅・コバルト採掘場で崩落事故、41人死亡

[キンシャサ 27日 ロイター] – スイスの商品取引・資源大手グレンコア<GLEN.L>の子会社が出資するコンゴ(旧ザイール)東南部の銅・コバルト採掘場で27日、崩落事故が発生、少なくとも作業員41人が死亡した。同国ルアバラ州の知事が明らかにした。

知事によると、事故はカマト・カパー社(KCC)の露天掘りの採掘場「KOV」で発生。老朽化した張り出し部分が崩れ、大規模な崩落につながったという。グレンコアの子会社であるカタンガ・マイニング<KAT.TO>がKCC株の75%を保有している。

知事はロイターに対し、もぐりの作業員による違法掘削が原因との見方を示し、「KOVはもろい場所にあり、危険が多い所だ」と話した。

KCCの従業員組合の現地幹部によると、前日に露天掘りの穴の一部に亀裂が確認され、会社は警告の表示を出していたにもかかわらず、作業員たちはこれを無視していたという。

コバルトは電気自動車のバッテリーの主要部品。世界のコバルト生産量の半分超を占めるコンゴ南部では、何千人もが違法な採掘に従事している。グレンコアによると、KCCの採掘現場には毎日、平均2000人ものもぐりの作業員が入り込んでいるという。

KCCは昨年、銅を15万2400トン、コバルトを1万1100トンそれぞれ生産した。

関連記事
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]
連邦準備制度理事会(FRB)はアメリカの中央銀行として、政策のあらゆる側面に口を出している。それでも、先週のFRBのプレスリリースは極めて奇妙だった。FRBが気候変動を管理できると思うか?FRBの支配は災いをもたらすだけだ。
5月14日(火)、ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が行われているマンハッタンの裁判所の外で行われた短い記者会見で、マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)は、この訴訟を「司法の茶番」と強く批判した。元訴訟弁護士で、現在共和党の最高位議員であるジョンソン氏は、この訴訟と米国の司法制度への広範な影響に憤りを表明した。彼はトランプ大統領に直接電話し、裁判に出席したいと伝えたという。
5月14日、バイデン政権はトランプ前大統領の元顧問スティーブ・バノン氏に対する実刑判決の執行を連邦判事に求めた。バノン氏は2022年に議会侮辱罪で禁固4カ月の判決を受けたが、判決を不服として控訴したため、刑は保留されていた。しかし現在、司法省は「もはや『判決を覆すか新しい裁判を命じることになりかねない法律上の実質的な問題』は存在しない」とし、バノン氏の主張をすべて退けた。
全米の大学キャンパスなどで頻発している活発なパレスチナ支援デモに、中国共産党と関連のある団体が資金提供していることが明らかになった。「2024年米大統領選に向けて不安をあおり、若者を過激化させ、米国を不安定化させることが目的」と分析している。