韓国向け半導体素材3品目、輸出管理強化 「ホワイト」国除外も

[東京 1日 ロイター] – 経済産業省は、韓国への半導体材料3品目の輸出について、7月4日から契約ごとに審査・許可する方法に切り替える。また、韓国に関する輸出管理上のカテゴリーを見直し、手続き簡素化の対象国である「ホワイト国」から外す方向で政令改正の手続きに入る。いずれも同省が1日午前に発表した。

同省は、元徴用工訴訟を巡る外交関係を背景に韓国との信頼関係が崩れ、輸出管理上の「不適切な事案」が発生したことを理由に挙げている。ただ、何が不適切な事案に当たるのかは、明らかにしていない。

今回の措置では、エレクトロニクスや半導体製造用の材料で日本製品のシェアが高いフッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の3品目について、包括輸出許可制度の対象から外し、個別に輸出許可申請を求める。

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