(L) (Denver Museum of Nature & Science | Facebook); (C) (Shutterstock); (R) (CBS Denver | Screen shot)

建設現場から6,800万年前の巨大なトリケラトプスの骨を発掘=米国

コロラド州デンバーでは建設作業員が何千万年も昔の爬虫類化石を発掘することは珍しいことではない。

5月に始まった南デンバーリタイアメント・コミュニティ付近での恐竜の発掘は、そんなデンバーの人々をも興奮させた。

デンバー自然科学博物館の古生物学者チームは現場で作業をしていたブリンクマン建設からの要請を受けてハイランズ・ランチの現場に向かった。建設会社側は偶然の発見について学者らに説明すると、さらなる研究のために骨の発掘許可を出した。

学者たちは岩盤から角のある恐竜を発掘し、のちにトリケラトプスのものであることが判明した。発掘現場の岩層は約6,800万年前に遡る。

 

彼らは慎重に骨を掘り起こすと大きな化石を地表から取り出しはじめた。化石には大人のトリケラトプスの骨の一部が含まれており、非常に大きな骨もあったことからチームにとって興味深い探査であったことは間違いない。

発掘には予想以上に時間がかかり、開始から数週間が経過してもより多くの骨を探そうと作業が続けられていた。発掘された化石の中にはいくつかの肋骨と腕、脚の骨に加えて古生物の頭蓋骨も含まれていた。

報道発表の中で古脊椎動物学学芸員のタイラー・ライソンは「化石発見の可能性をひめた情報提供にはいつも胸が高鳴ります。発掘作業を続けながら早くより詳しい情報をお伝えしたくて待ちきれません。」と語った。

「ここまでの規模は比較的まれですが、こうした発見は地球の壮大さとどれだけ多くの化石が未だ発掘されるのを待っているかということを思い出させてくれます。」

 

地下帯水層と容赦ない雨にも負けじと、チームは化石への影響を最小限に抑えるために重たい骨を石膏製の上着で包んで運搬した。そうして化石は博物館スタッフの手に委ねられた。

デンバーは恐竜、特にトリケラトプスの化石が見つかるホットスポットとして知られている。学者らによれば、より多くの化石が発見される可能性は高いとCNNは伝えている。

2017年には建設現場でトロサウルスの化石が発見されている。ハイランズ・ランチの現場に関わっていた学者の一人であるナタリー・トスは、一部の骨を除いてはトリケラトプスと酷似していると述べている。

90年代初頭のクアーズ・フィールド(野球場)建設時にも長さ7フィート、重さ1,000ポンド(約454キログラム)のトリケラトプスの頭蓋骨と別の恐竜の骨が建設作業員らによって発見されている。

このため、スタジアム名の候補の一つとしてジュラシックパークという名前が検討された。地元野球チームロッキーズのマスコットキャラクターとしてトリケラトプスのディンガーくんが活躍している。

 

関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説