米海軍艦艇、台湾海峡を通過 中国の反発必至

[ワシントン 24日 ロイター] – 米海軍第7艦隊の報道官は24日、海軍艦艇が台湾海峡を通過したと発表した。米中関係が緊迫化するなか中国の反発は必至だ。

台湾海峡を通過したのは海軍のイージス巡洋艦「アンティータム」と特定されている。

海軍は声明で「台湾海峡通過は、自由で開かれたインド太平洋に向けた米国の取り組みを示している」と強調し「米海軍は今後も、国際法で認められている場所ならどこでも、飛行、航行、活動を行う」と説明した。

中国国防省報道官は24日、この日公表した国防白書について会見し、台湾の独立に向けた動きがあれば戦争も辞さないと表明した。

国防白書は、米国が防衛支出を拡大し台湾に武器を売却することで、世界の戦略的な安定を阻害していると指摘。台湾を巡る問題は深刻さを増しており、台湾の分離独立派が依然として足元で台湾海峡の平和と安定の最も深刻な脅威になっているとの見方を示した。

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