2018年の北朝鮮GDPは4.1%減、21年ぶりの大幅マイナス

[ソウル 26日 ロイター] – 韓国銀行(中銀)が26日に公表した推計値によると、2018年の北朝鮮の実質国内総生産(GDP)は前年比4.1%減少し、国際的な制裁と干ばつの影響により1997年以来の大幅なマイナス成長を記録した。また、前年の3.5%減少に続き、2年連続で減少した。

北朝鮮は経済指標を一切公表しないが、韓国中銀が1991年以来、国内の海外貿易機関などさまざまな情報源からの情報をもとに、推計を発表している。

2018年の北朝鮮貿易(金額ベース)は48.4%減少。16年終盤から17年にかけての国際制裁の強化で輸出が約90%減少した。

鉱山部門の生産は、石炭と鉱物の輸出が制裁対象となったことから

17.8%減少。農業、林業、漁業は干ばつで1.8%減少した。

さらに韓国中銀は、北朝鮮の人口は2513万人、1人当たりの年収は1298ドルとの推計を示した。

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