(Illustration - Shutterstock)

あなたは大丈夫?Facebookのいいねがあなたを詐欺へと導く

多くの人がフェイスブック利用者のこの時代。開けば、友達の近状が確認でき、目を引く面白い投稿などもあるのでついつい「いいね!」を押してしまうこともある。

さらに、いいねを押すことによってボランティア団体などに寄付することも可能である。しかし中には、病気を患う赤ちゃんの写真を使って募金を集う、人の善意を踏みにじる詐欺事件が発生しているのも事実だ。

消費者保護団体はこういった手口の詐欺を「ライク・ファーミング」つまり、いいねやシェアを増やすことを目的とした農場のような詐欺といった意味で名付けている。こういった詐欺がフェイスブック上ではびこるなか、私たちはどうやってそれを回避すればいいのか。

llustration – Pixabay | TheDigitalArtist

詐欺への注意喚起を促す団体Better Business Bureauによると、次の3つの点に注意するだけで詐欺やスパムを避けることができるという。

1. 投稿と一緒に掲載されているリンクの確認

いいねをつける前に、記載されているリンク先を確認すること。これにより、単なる広告への勧誘か、それとも信頼性のあるページか判断がつけられる。

2. 投稿がいいねを誘うだけのもの

「いいね」が多くつくことにより、フェイスブックのアルゴリズムが、人気のある投稿と判断し、自動的に投稿を拡散してしまうことがあるという。するとさらに被害が広まる恐れがあるので、いいね目的の投稿は無視すること。

3. 人気があり、シェア数が多いページ

時には、たくさんの人にシェアされているページが、闇マーケットに流通している人たちの買い付けの場であったりするということを覚えておくこと。

Illustration – Pixabay | tookapic

さらには、自分や家族の写真などが、詐欺に使われるケースも報告されている。

作家であるコートニー・ウェストレイクさんは娘ブレナちゃんの写真が無断で公表されていたことを知り、驚愕したという。彼女は生まれつき、魚鱗線という珍しい皮膚病を患っており、それに漬け込んだ詐欺グループが、寄付金を集うページを作成していたのだ。

Illustration – Pixabay | Vitabello

その後、いいねの数が23,000にも上ったという。コートニーさんはこの事件に対して、「いいねがつけば娘の病気が治る訳ではありません、いいねをする方もよく考えてから行動してください」と注意喚起した。

このような投稿を見たからといって、必ずしも全てが真実とは限らない。時には、見過ごすのも詐欺から身を守る1番の手段なのかもしれない。

(日本大紀元ウェブ編集部)

関連記事
炎症性老化を抑える生活習慣と食事法を紹介!抗炎症作用のある食材や運動、睡眠の改善法で健康的なシニアライフをサポートする方法をご提案します。
臓器移植で驚くべき現象が!移植後、ドナーの記憶や感情を受け継いだ患者たち。意識は脳だけにとどまらず、別次元へ旅する可能性も?
クルクミンは、炎症を抑え、関節痛や認知機能向上に効果がある「黄金のスパイス」です。ウコンの持つ驚くべき健康効果を知り、日々の食事に取り入れる方法を紹介します。
食事は認知機能や脳の健康に大きな影響を与えます。抗炎症作用のある植物中心の食事が、アルツハイマー病などのリスクを軽減する可能性が示されています。
南オーストラリア大学の研究で、睡眠中の脳波活動が言語学習を強化することが判明。十分な睡眠が記憶定着のカギとなる可能性を示唆しています。