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向かいの家から煙が出ていると気づき、2人の隣人が5人家族を救う

2人の若者は向かいの家のに気づき異変を感じ取った。煙はニューヨーク州ロチェスターの2階建て1軒家の窓から漏れていた。

ダリウス・ディラードとネイト・ウィリアムズは、考える間もなく正面玄関から家の中へと入った。

中ではこの家に住む家族らが私物をかき集めようと動き回っていた。家の2階はすでに煙が充満していたものの、1階はまだある程度の視界はあった。

若者らは荷物は諦めて避難するように家族を説得し、その時はすでに呼吸するのも困難な状態だった。

ダリウスは報道陣の取材に対して「煙が肺に入っていたら気絶していたかもしれません」と語った。

彼らはすぐに大人1人、子ども4人を家から連れ出し、勇敢にも家の中に戻って消火活動を始めた(危険なので絶対にマネしないでください)その間に別の隣人が911通報しており、消防士らがすでに現場に向かっていた。

 

その時点で屋内は煙に包まれており、2人は消火を諦めるしかなかった。数分後には消防車が到着し、火はすぐに消し止められた。

事故後のインタビューでダリウスは、「安心しました。全員が安全に避難できてよかったです」と語った。ネイトも、「自分の家族に同じ目にあってほしくないと思いました。だから助けなきゃと思ったんです」と語った。

ダリウスとネイトは、ロチェスター消防署のジム・ライアン次長から表彰されたが、同時に注意も受けた。

ライアンは、「彼らがすぐに行動を起こして、家の中に誰もいないことを確かめようとしたのは素晴らしかったと思います。ただ火を消そうとする行為は賢明ではありません。この場合はすぐに911に連絡するのが最善です」

のちに消防署長のデイビッド・コンプトンも、2人の消防士候補生に励ましの言葉を送った。「彼らはよくやりました。しかし2度と同じ行動を取るべきではありません。そして彼らには消防署の採用試験に挑戦してほしい。2人が試験を突破してくれることを期待しています」

ネイトの父親ナサニエル・ウィリアムは、息子と甥の勇敢な行動を喜ばしく思った。「彼らを誇りに思います。私と妻の教育は間違っていなかったのだと感じました。彼らは自分の事以上に周囲の人々を大切にできる人間です。これからもそのままの彼らでいてほしいと願っています」

最後にラブリー・ワーレン市長は、市議会において8月20日を「ダリウス・ディラードとネイト・ウィリアムズの日」とすることを宣言した。

青年たちよ、よくやった!

(大紀元日本ウェブ編集部)

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