「キリン」といじめられていた少女が米国一脚の長いモデルに

チェイス・ケネディが群衆に紛れることはない。彼女はアメリカ人の中でも特に背が高く、その身長は6フィート5インチ(約195cm)だ。の長さは国内最長の51インチ(約129cm)で、ホリー・バートの記録49.5インチ(約125cm)を超えている。

カリフォルニア州サン・ルイス・オビスポ高校を卒業したケネディは、長身の家族の元に生まれ辛い青春時代を過ごした。彼女は女の子の中でいつも1番背が高く、ほとんどの男の子よりも頭1つ大きかった。

友だちからは「キリン」「脚」などと呼ばれてからかわれた。脚を短くしてみんなに溶け込みたいといつも夢見ていた。

ケネディは当時をこう振り返った。「高校生の時はいつもフラットな靴を履いていました。ハイヒールを履いている女の子を見るとうらやましく思っていました。目立ちたくないのに目立ってしまい、いつも居心地が悪かったです」

しかしそんな彼女にも得意分野があった。スポーツだ。バレーやバスケの試合では自分の身長が武器になることに気がついた。どのチームに入っても彼女はだれよりも背が高く、そんな自分の強みを最大限に活用した。

大人になると、恋愛面でも苦労を強いられた。「高校生の時は男の子はみんな私の身長に怖じけづいてしまい、なかなか彼氏ができませんでした」

モデル業界においても初めは苦難の連続だった。モデル志望の女性たちは大抵背が低すぎることで不合格となるが、ケネディの場合は正反対だった。「いろいろな事務所から、どう扱って良いかわからないと言われました」

それでも彼女は、ニューヨークやヨーロッパで自分の運を試した。すると51インチのしなやかな脚が多くの事務所の目に止まり、いまでは人気モデルとして活躍している。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

I don’t go shopping on Black Friday but I do go wine tasting #KennedyFamilyTradition Credit: @brooke_anglin

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彼女はニューヨークファッションウィークに登場し、トヨタやファッションブランドAlloy Apparelの広告にも起用された。

またCBSやニューヨーク・ポスト、ニュージーランドのStuff、英国のデイリーメールなど、世界各国のニュースにも取り上げられた。

新進気鋭のファッションモデルは、「世界的にとても注目を集めました。間違いなく大きな変化になりました」と語った。

学生時代とは違い、ケネディは自分を際立たせ、人と違う存在にしてくれる身長を愛せるようになっていた。

「自分の身長を変えることはできません。この身長が私なんです。いまではこの身長に生まれたことをとてもうれしく思っています」

米国一長い脚を持ち、ギネス記録保持者のロシア人モデル、エカテリーナ・リシナにあと1インチまで迫ったケネディは、とても希少な存在だ。長い脚のせいで苦しい子ども時代を過ごした彼女だったが、のちに彼女に名声を与えてくれたのもその美しい脚だった。

(大紀元日本ウェブ編集部)