ソロモン諸島が台湾と断交 米国、太平洋の中国プレゼンス拡大警告
南太平洋の島国・ソロモン諸島政府は17日、台湾との断交を発表した。米国の専門家は、ソロモン諸島が中国共産党政府と接近することで、太平洋における米同盟国の影響力が低下する可能性があると警告する。
台湾の蔡英文総統は同日SNSで、ソロモン諸島との外交関係の終わりは、中国が絶えず台湾の国際的な孤立化を狙うためだとした。総統は、中国共産党政権が「台湾の人々の勇気をくじき、『一国二制度』を受け入れさせようとしている。断じて受け入れない」とSNSに書いた。
パプアニューギニアとオーストラリアの近くに位置するソロモン諸島は、マナセ・ソガバレ首相が4月に就任して以来、台湾との外交関係を見直すことに言及してきた。
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