サウジ石油施設攻撃による供給途絶、過去最大規模に

[ロンドン 16日 ロイター] – 国際エネルギー機関(IEA)の過去50年の統計によると、サウジアラビアの主要石油施設に対する14日の攻撃を受けて停止する原油供給の絶対量は、40年前のイラン革命時の供給途絶を上回り、史上最大の規模となった。

サウジの国営石油会社サウジアラムコの発表文によると、攻撃により同国の石油生産は日量570万バレル減少する見通し。石油施設の操業がいつ再開できるかはまだ明らかになっていない。

1979年のイラン革命時は、日量560万バレルの供給が停止された。

一方、世界の原油需要に占める割合では、イラン革命時の供給途絶分が約9%と、今回のサウジでの5%強を上回った。

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