カナダ首相、顔を茶色く塗った過去の仮装を謝罪 選挙に影響も

[オタワ 18日 ロイター] – カナダのトルドー首相は18日、2001年に顔を茶色く塗る差別的な仮装をしていたことを謝罪した。総選挙まで5週間を切った時点で過去の写真が報じられ、苦戦を強いられている首相にとって痛手となる可能性がある。

タイム誌が29歳当時の写真を報じた。

首相はこれまで人種差別と闘う必要性を強調、政権には3人のインド系の閣僚が含まれる。

首相は遊説で移動中の機内で記者団に「わきまえるべきだったが、やってしまったことを深く謝罪する」と述べた。

タイム誌によると、写真は当時教師としてトルドー氏の同僚だったバンクーバー在住の男性が今月提供したもので、私立学校のアルバムに掲載されていた。

10月21日の総選挙に向け首相と接戦を演じている野党保守党のシーア党首は「(写真に)大きなショックを受け、失望した」と発言。良識と誠実さを欠いているとして、国を率いる人物としてふさわしくないと批判した。

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