米豪、レアアースの安定調達で協力 20日に計画発表=米高官

[ワシントン 19日 ロイター] – 米国とオーストラリアは、電気自動車(EV)の部材などに不可欠なレアアース(希土類)の安定調達に向けた計画を20日に発表する。米政府高官が19日に明らかにした。

モリソン豪首相の米国公式訪問に合わせて発表する。両国は、宇宙開発分野での協力やプラスチック廃棄物の問題なども協議するという。

政府高官は「レアアースの世界供給を安定させ、確実にすることに両国は共に関心を寄せている」と説明した。

レアアースは、ハイテク家電から軍用機器まで、様々な製品の部材として使われる。中国は世界最大の生産・加工国で、全世界の加工能力の8割以上を握る。

5月に米中通商協議が決裂した後、習近平国家主席は国内のレアアース工場を視察している。レアアースの最大生産国という立場を利用し、中国が米国との通商交渉を有利に進めようとしている、との観測が高まっている。

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