トランプ政権高官、中国が合成オピオイド規制に尽力と確信

[北京 26日 ロイター] – 米麻薬取締政策局(ONDCP)のキャロル局長は26日、訪問先の北京で、違法なフェンタニル(合成オピオイド)の取り締まりで中国が米国との協力に「完全にコミット」していることを確信していると述べた。

フェンタニルは米国で問題となっているオピオイド中毒まん延の大きな要因になったとされる。

キャロル局長は北京で中国の当局者と会談した後、記者団に対し「習近平国家主席から趙克志公安相まで、中国側が取り締まりに完全にコミットしていると確信している」と述べた。

また「今回の訪問で、中国政府が米国だけでなく中国でも命を救うためこの問題に尽力していることが分かった」とした。

米当局者は、違法フェンタニルやその関連物質の大半は国際郵便などで中国から密輸されたものとみている。

トランプ大統領は8月、習主席がフェンタニル取り締まりの約束を果たしていないと批判した。

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