中国警察が歩くセルビア 増加する中国人観光客「安全確保」を名目に
9月20日、セルビアの首都ベオグラードでは、セルビア人警察官と中国の警察官との共同パトロールが始まった。近年、欧州では、首都圏に中国警察や監視カメラを設置する都市が増加している。
セルビア政府は、中国人観光客や労働者の増加で発生する問題に対処するため、中国警察を要請した。
数千人の中国人観光客がベオグラードや他のセルビアの都市を訪れている。中国の広域経済開発構想「一帯一路」に参加するセルビアのほか、バルカン半島諸国は、鉄道、道路、発電所など複数の大型インフラプロジェクトを抱え、中国人労働者を受け入れるほか、中国輸出入銀行から数十億ドルの融資も受けている。
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