シリア政府は5月に化学兵器使用、米が最終結論

[ニューヨーク 26日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は26日、米国は、シリアのアサド政権が5月にイドリブで反政府勢力と戦闘した際に化学兵器として塩素ガスを使用したと最終的に結論付けたと述べた。

長官は、国連総会に参加するため訪れたニューヨークで記者会見し、「アサド政権は無数の残虐行為に対して責任がある。一部の行為は戦争・人道犯罪の水準に達している。きょう、米国はアサド政権が5月19日に化学兵器として塩素ガスを使用したとの結論に達したことを発表する」と述べた。

米国は5月、シリア北西部における政府軍の攻撃後に化学物質にさらされた際と一致する症状が多数報告されたと発表したが、化学兵器が使用されたかどうかについての最終的な結論は出していなかった。

米トランプ政権は、シリアが化学兵器を使用した疑いがあるとして、2017年4月と18年4月にシリアを空爆している。

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