実際、二酸化炭素の変動や他のエネルギー収支の変化が大幅な気温の変化を引き起すことを示す証拠はない (Photo credit should read JOSEPH PREZIOSO/AFP/Getty Images)

気候変動の疑似科学が一般的に受け入れられるようになった理由

政治家および企業のリーダーらはニューヨークで行われた気候ウィークに集まり、地球温暖化と戦うための有意義な行動を呼びかけた。しかし提案された解決策はコストが高いことを考えると、提案された「治療法」は「病気」そのものよりも悪いのではないか。

太陽光パネルのついた家で育った自由主義者の私は、常にエネルギーを意識し、環境問題に対する活動家の解決策に賛成してきた。なので、天体物理学者としての研究で、気候変動は私たちが普段聞いているよりさらに複雑だという結論に達した時、私はすごく驚いた。この「病気」はより良性であり、シンプルな緩和的解決策が目の前にある。

始めに、メディアでよく聞く話で次のようなものがある。20世紀の温暖化のほとんどは人為的であり、気候は二酸化炭素の変動にとても敏感であり、したがって将来の温暖化は大きく、すぐに起こるというような話だ。しかしこれらは直接的な証拠に裏付けられておらず、ただの不安定な循環的推論にすぎない。私たちは、人間が少なくともある程度の温暖化を引き起こしたと「知って」いて、温暖化が起こっていると観測し、そして温暖化の他の原因が見あたらないので、一見納得できる推論のように思える。

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