香港デモ隊、今週末も抗議活動を計画

[香港 18日 ロイター] – 香港では今週末も複数の反政府抗議活動が予定されている。18日は地下鉄の主要路線で「人間の鎖」を作るほか、20日には民主化を求めるデモ行進が行われる予定。

香港では2週間前に、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が緊急状況規則条例(緊急条例)を発動して「覆面禁止法」を制定。抗議活動の沈静化を狙ったが、抗議活動は逆に激化した。

ここ数日は比較的状況が落ち着いており、街頭での抗議活動は行われていないが、16日には著名な人権活動家のジミー・シャム氏が襲撃を受けた。民主派議員はデモ参加者を脅すことが目的だと非難している。

18日夜には、オフィス街、ショッピング街、九龍半島、新界地区などの地下鉄駅の前でデモ参加者が人間の鎖を作る予定。

シャム氏が代表を務める民主派団体「民間人権陣線」も、20日に九龍でデモ行進を行うことを呼びかけている。警察当局は18日、デモ行進を認めない方針を示した。

林鄭長官は今週、市民の不満の一因になっている住宅不足を解消するための対策を発表したが、デモ参加者は「5大要求」が満たされるまで抗議活動を続ける意向を示している。

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