香港で小競り合い続く、元朗駅周辺で警官隊が催涙弾使用

[香港 21日 ロイター] – 反政府デモが続いている香港で、デモ隊と警官隊の激しい衝突から一夜明けた21日も警官隊が催涙弾を用いてデモ隊の排除に当たるなど小競り合いが続いた。

香港ではここ数週間、抗議デモを巡る混乱は比較的落ち着いていたが、20日に行われた「覆面禁止法」などに抗議する大規模なデモでは一部の参加者が過激な行動に出たことで警官隊と激しく衝突。デモを企画した人権団体によると約35万人が参加した。

デモ参加者が襲撃された事件から3カ月経過したこの日は、事件が発生した元朗駅周辺で警官隊がデモ隊に解散を命じたが、中国支持派の住民との間で小競り合いが発生。警察が発表した声明によると、デモ参加者が「硬い物体」を警官隊に向けて投げたほか、近隣の銀行施設などが荒らされたため、催涙弾を使用した。

その他の地域では地下鉄の駅5カ所で平和的な座り込みが行われた程度で、大きな騒動には至らなかった。ただ、金融ハブである香港の動乱の収束の兆しは見えていない。

抗議活動が激化した6月以降、2600人を超える逮捕者が出ている。

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