エスパー米国防長官がイラク訪問、米軍のシリア撤収など協議へ

[バグダッド 23日 ロイター] – エスパー米国防長官は23日、イラクの首都バグダッドに到着した。シリア北東部から撤収した米軍部隊がどれだけの期間イラクにとどまるのか問われる可能性がある。

イラク軍は22日、シリア撤収の一環としてイラクに移動した米軍部隊について、駐留する許可はなく、移動のための通過のみが可能だとした。

エスパー長官は当初は記者団に対し、シリアから撤収する米軍部隊がイラク西部に向かうと発表、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いを継続し「イラク防衛を助けるため」だと説明していた。しかし22日には、部隊を米国に帰還させることを目指していると述べた。

エスパー長官はイラクの国防トップやアブドルマハディ首相と会談し、米軍のシリア撤収とそれに関連したイラクの対応を協議する見通し。

米国防総省の高官は「イラクに関するわれわれの優先事項は、引き続き安全で安定し独立した状況の継続を呼び掛けることだ」と述べた。

トルコとロシアの政府は22日、クルド人民兵組織「人民防衛部隊(YPG)」をトルコ国境から退去させるため、シリア軍とロシア軍をシリア北東部に展開することで合意した。

関連記事
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。