米ホワイトハウス、政府機関にWP・NYT紙購読中止指示へ

[ワシントン 24日 ロイター] – 米ホワイトハウスは24日、連邦政府機関に対し、ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙<NYT.N>とワシントン・ポスト(WP)紙の定期購読中止を指示する計画であることを明らかにした。

ホワイトハウスのグリシャム報道官は、これは節約になるとの声明を発表。しかしトランプ大統領は2紙の報道を繰り返し批判しており、21日にはフォックス・ニュース・チャンネルとのインタビューで、2紙が「フェイク」なのでホワイトハウスは購読を中止する可能性が高いと発言していた。大統領は自分や政権に関する報道が気に入らないと「フェイク」と呼んでしばしば批判し、特にこの2紙をやり玉に挙げていた。

グリシャム報道官は「全政府機関が(2紙の)購読更新をしないことにより、納税者にとって数十万ドルの大幅なコスト削減になる」と述べた。

この指示の発動や発効時期は不明。ホワイトハウスの計画は、22日付のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じていた。ただ同紙は、大統領は2紙の熱烈な購読者で、中止指示の後も購読の習慣を止めることはないだろうとも伝えている。

2紙のコメントは得られていない。

米政府機関の2紙の購読契約数は不明。WP紙は、政府職員のメールアドレス保有者に無料で電子版を提供している。

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