中国、米産鶏肉の輸入制限解除 年間10億ドル規模

[北京 14日 ロイター] – 中国税関は14日、米国産鶏肉の輸入制限を直ちに解除すると発表した。中国商務省は先月末、約5年にわたる輸入制限を解除すると明らかにしていた。

米農務省食品安全検査局も先週、公報を改定し、中国産の鶏肉製品の輸入を承認していた。

米農産品の中国市場へのアクセス拡大は米中通商交渉の重要な争点で、非関税障壁の撤廃はトランプ米大統領が目指す対中農産品輸出倍増にとって鍵となる。

中国税関によると、同国の今年の鶏肉輸入は9月までで前年比47.6%の約55万トンに上る。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とパーデュー農務長官は、中国の輸入制限解除を歓迎し、年間で10億ドル超の輸出増につながると指摘。

*内容を追加しました。

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