11月17日夜、香港警察は装甲車を出動させ理工大学内にいた学生らを鎮圧しようとした。学生らは火炎瓶を投げて反撃した後、装甲車が炎上(大紀元)

まるで天安門事件の再来 香港警察が理工大学を包囲した理由

11月17日以降、香港理工大学で警察と抗議者による激しい衝突は香港情勢の緊張を一気に高めた。警官隊は催涙弾やゴム弾だけではなく、音波砲や音響閃光弾(スタングレネード)などを投入した。これに対して、学生らはレンガや火炎瓶を投げたり、弓矢を放ったりして必死の抵抗を見せた。18日未明、同大キャンパス内は火の海と化した。1989年天安門事件で中国軍が学生らを武力鎮圧した当時を彷彿とさせた。

19日午後5時半ごろ、構内に残っている学生や抗議者のうち、数十人が立法会(議会)の許智峯議員とともに、大学から離れた。香港警察は同日、理工大学から出た学生らを「暴動罪」の容疑で逮捕すると発表した。香港紙・蘋果日報20日付によると、同日朝7時現在、約100人がまだ大学内に残っている。

米中国語テレビ放送局「新唐人」のニュース番組は19日、香港警察が理工大学を包囲した理由について分析した。

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