ウイグルに関する内部文書、中国の人権侵害裏付け=米国務長官

[ワシントン 26日 ロイター] – ポンペオ米国務長官は26日、イスラム教徒のウイグル族への弾圧の詳細を示した中国当局の内部文書について、少数民族に対する「非常に重大な」人権侵害を裏付けているとして、中国を非難した。

文書は国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が17日に公表。新疆ウイグル自治区で多数のウイグル族が拘束され、収容施設で虐待を受けている様子が明らかになった。

ポンペオ氏は記者会見で、内部文書の内容は、中国共産党が市民を大量に拘束して人権を侵害し虐待しているとの証拠に一致していると述べ、拘束されている人々を解放するよう求めた。

また、文書の情報は「非常に重大な」人権侵害が起きていることを裏付けるものだと指摘した。

さらに「(人権侵害が)偶発的なものではなく意図的で、今も続いていることを示している」とも述べた。

中国当局は、報道内容が中傷であり、新疆ウイグル自治区の施設ではイスラム過激派や分離主義者を根絶するために職業訓練を行っていると主張している。

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