露大統領、個人を「外国代理人」指定認める法案に署名

[モスクワ 2日 ロイター] – プーチン・ロシア大統領は2日、外国メディアの報道などを発信する個人を「外国代理人」に指定することを認める法案に署名した。

非政府組織(NGO)や人権団体を外国代理人に指定することを認めた2012年施行の法律を改正し、対象を個人にも拡大した。独立のジャーナリストやブロガーのロシアにおける活動を制限するとして新たな懸念が浮上している。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)などの人権団体は、議会を通過した段階で大統領に署名しないよう求めていた。

この法律の下では、外国から資金提供を受けて出版を行う個人は外国組織によって派遣されたとみなされる。また外国メディアの報道を伝える個人も外国代理人に指定される可能性がある。

ロシア司法省が外国代理人とみなした人権団体などの組織は抜き打ち検査や当局による調査の対象になるという。

さらに、外国代理人は、資金、活動目的、資金の使途や管理者に関して定期的に報告することが義務付けられている。

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