サウジ皇太子、米軍基地銃撃事件で米大統領と協議 捜査協力へ

[9日 ロイター] – サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は8日、トランプ米大統領との電話会談で、サウジの軍人が容疑者とされている米フロリダ州の米軍基地での銃撃事件について協議し、捜査に協力する意向を表明した。ホワイトハウスが明らかにした。

同州ペンサコーラ海軍航空基地で6日起きた銃撃事件では、3人が死亡、8人が負傷。州知事など当局者によると、容疑者は軍事訓練で訪米しているサウジの空軍少尉という。[nL4N28G3LX]

ホワイトハウスのディア報道官は、8日夜に発表された声明で「皇太子は、ペンサコーラでの銃撃事件のような恐ろしい攻撃の再発防止に向け、米国と協力することにコミットしていると改めて表明した」としている。

トランプ大統領は「サウジの捜査への協力と継続的なパートナーシップ」への感謝の意を皇太子に示したという。

サウジの国営メディアも8日、皇太子がトランプ氏と電話会談し、事件の犠牲者への哀悼の意と遺族への支持を表明したと報じた。皇太子はサウジ当局が捜査に全面的に協力するとも伝えたという。

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