米議会幹部とホワイトハウス、2020年度本予算で暫定合意

[ワシントン 12日 ロイター] – 米議会幹部は12日、2020会計年度(20年9月30日まで)の連邦予算を賄う一連の法案でホワイトハウスと暫定合意した。現行のつなぎ予算の期限が来週20日に迫る中、政府機関の一部閉鎖は回避される見通しとなった。

関係筋によると、一連の法案は約1兆3000億ドル規模で、早ければ17日に下院本会議で採決が行われる。

解決すべき技術的な問題が一部残っているものの、与野党間の主な見解の相違は解消されたという。

これにはトランプ大統領が要求しているメキシコとの国境の壁建設費への対応策も含まれるという。ただ関係筋はこの費用が法案に盛り込まれるかどうかについて詳細を明らかにしなかった。

法案は、下院で来週承認された場合、上院に送られ、上院でも承認されれば、トランプ大統領の署名を経て成立する。

議会とホワイトハウスは、トランプ氏の移民政策などを担当する国土安全保障省の財源などを巡り本予算で合意に至らず、連邦政府機関は10月1日の今年度初め以降つなぎ予算で運営を続けてきた。

1年前には議会が歳出法案を承認できず、つなぎ予算が失効して政府機関が過去最長の35日間閉鎖される事態となった。

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