ゴーン被告、民間警備会社が出国支援 レバノン大統領と面会=関係筋

[ベイルート 1日 ロイター] – 関係筋が1日明らかにしたところによると、昨年末に日本を出国しレバノンに入国した日産自動車<7201.T>前会長カルロス・ゴーン被告は、民間警備会社の支援を受けて日本を出国し、レバノン到着後に同国のアウン大統領と面会した。

ゴーン被告に近い関係筋2人によると、出国は3カ月かけて計画された。民間警備会社が計画を指揮し、プライベートジェット機でトルコのイスタンブールに到着後、レバノンのベイルートに入った。パイロットもゴーン被告が搭乗していたことを知らなかったという。

関係筋の1人によると、レバノンのアウン大統領は30日にゴーン被告を温かく迎えた。

同被告は、勾留中の自身や妻のキャロルさんへの支援について大統領に謝意を伝えたという。

ゴーン被告とアウン大統領の面会は公表されておらず、大統領府の報道担当者は2人の面会を否定している。関係筋2人は、面会の詳細についてゴーン被告から聞いたとしている。

関係筋によると、駐日レバノン大使は勾留中のゴーン被告を日常的に訪れていたという。

レバノンの一部メディアはゴーン被告が楽器の箱に隠れて出国したと報じたが、妻のキャロルさんはロイターの取材に対し、この報道を「作り話」と否定した。出国の詳しい経緯についてはコメントを控えた。

ゴーン被告の弁護士は同被告が8日にベイルートで会見すると明らかにした。[nL4N2960KO]ただ関係筋は、会見の日程は確定していないとした。被告は自身の出国を支援した日本の関係者への配慮から、出国の詳細を明らかにすることに消極的という。

関係筋の1人によると、ゴーン被告はベイルートでキャロルさんの親族の家に滞在しているが、近く自宅に移る見通しという。

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