豪首相、金融業界幹部と協議へ 森林火災による経済損失拡大

[シドニー 7日 ロイター] – オーストラリアのモリソン首相は、南東部で続く深刻な森林火災を巡り保険・銀行業界の幹部と協議する。現地では懸命な消火活動が続いている。

一連の森林火災ですでに800万ヘクタール以上が燃え、25人が死亡、数千棟の家屋が焼失した。

モリソン首相は6日、森林火災の被災地域の復興に、向こう2年間に20億豪ドルの予算を確保すると表明した。

首相と金融業界幹部の会合を前に、フライデンバーグ財務相は「経済的影響は甚大になる見込みだが、被災地域にできるだけ早く資金支援したい」と地元メディアに語った。

豪保険業界団体によると、同団体が森林火災の大災害を宣言した昨年11月8日以降、関連の保険金請求は8985件。同団体は7日、今後、立ち入りできる被災地域がでてくれば請求はさらに増えると予想し、保険金支払額の見込みを7億豪ドル(4億8559万米ドル)超に上方修正した。

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