台湾総統選、中国介入が焦点 米議員「決して許してはいけない」
台湾の総統選投票を1月11日に控えるなか、欧米メディアは中国当局による選挙への介入や偽情報の拡散に注目している。米上院議員はこのほど、中国当局の影響力に強い懸念を示し、「今後(台湾への)嫌がらせの扉が多く開かれるだけだ」とした。米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が8日伝えた。
リック・スコット上院議員(共和党)は6日、ツイッターで「台湾の選挙は、この地域で人権と自由のために戦い続けることに非常に重要な意味を持つ。共産主義の中国当局の影響力の拡大を許せば、弾圧の扉が開かれるだけだ。香港と台湾の人々とともに立ち上がろう」とのコメントを書き込んだ。議員は今まで、香港の抗議活動を支持するコメントを複数回投稿した。
米メディアのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)やニューヨーク・タイムズ、英紙タイムズとガーディアンなど欧米主要メディアはこのほど、中国共産党政権の浸透工作を阻止する台湾の「反浸透法」の可決に焦点を当て、報道を行っている。
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