米中通商合意、翻訳過程で中国の約束に変更ない=米財務長官

[ワシントン 12日 ロイター] – ムニューシン米財務長官は12日、中国との「第1段階」の通商合意について、合意文書の翻訳の過程で中国側の約束は変わっておらず、ワシントンでの今週の署名に合わせて内容を公表すると言明した。

「第1段階」の通商合意は1月15日に調印式を控えているが、ホワイトハウス当局者は10日、中国語の合意文書はまだ完成していないと明らかにした。[nL4N29F3AI]

ムニューシン長官はFOXニュース・チャンネルで、12月13日に達した中国との合意では依然として、年間400億─500億ドル相当の米農産品、全体としては2年で総額2000億ドル相当の米産品を中国が購入することが求められていると説明した。

そのうえで「翻訳の過程で変更はない。どこから生じたうわさか分からない」と述べた。

また「現在翻訳作業が行われており、われわれはこれについて、技術的な問題だと言ったはずだ」とし、「内容は今週公表する。おそらく署名の日に英語版を公表するだろう」と述べた。「非常に大規模な合意であることがわかるだろう」とも語った。

合意に基づき中国が400億─500億ドル相当の米農産品を購入すると現在も考えているかとの質問に対しては「そうだ」と答え、「全体として2年間で2000億ドル相当の米産品が追加購入され、農産品に関しては400億─500億ドルだ」と述べた。

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