安倍首相の中東訪問、日本の外交努力に理解と支持=官房長官

[東京 14日 ロイター] – 菅義偉官房長官は14日閣議後の会見で、安倍晋三首相の中東訪問において、要人との会談では日本の外交努力が評価され、地域の安定に向けて協力することで一致したと述べた。

安倍首相は、サウジアラビア国王、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国皇太子と中東情勢の緊張緩和と安定化について意見交換した。菅官房長官によると、両国からは、日本の取り組みに支持と理解があった。

会談では、安倍首相が自衛隊の中東派遣の目的について説明し、サウジのムハンマド皇太子からは「日本の取り組みを完全に評価する」、アブダビ首長国のムハンマド皇太子からは「日本の海洋安全保障に対する取り組みを評価する」といった発言があった。菅官房長官は「わが国の取り組みへの支持と理解があった」との認識を示した。

イランによる航空機誤射については、イランが自らの責任を認め謝罪したことは評価しつつも、イランに対し「透明性をもって調査を行うとともに、実効性ある対策を早急に求めたい」との考えを示した。さらに「イラン国内情勢には注視しており、自衛隊中東派遣については船舶安全航行に関する情報収集強化の方針に今のところ方針に変わりはない」としつつ「現地情勢を見極め、万全を期していきたい」と述べた。

台湾総統選において民主進歩党の蔡英文総統圧勝を受けた日本や米国からの祝意表明を中国が批判していることについて、同官房長官は「承知している」とした。そのうえで、日本側に対しても抗議があったことを明らかにした。

同長官は「わが国と台湾は、緊密な関係と人的往来を含む大切なパートナーだ。非政府間の実務関係として維持し、日台間の協力と交流のさらなる深化をはかっていきたい」との考えを示した。

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