ブラジルが「アマゾン評議会」、熱帯雨林保護と開発の両立目指す

[サンパウロ 21日 ロイター] – ブラジルのボルソナロ大統領は21日、アマゾン熱帯雨林を保護し、「持続的な開発」を確実に実現するため、「アマゾン評議会」を設置すると表明した。同大統領の環境政策に対する批判に対応した措置とみられる。

ボルソナロ大統領は、同評議会はモウラン副大統領が率い、「アマゾンの保護、防衛および持続可能な開発に焦点を合わせた各省庁間の多様な行動」の調整にあたるとツイッターで説明した。

ボルソナロ大統領は先に、現政権はアマゾンを保護しているが、先住民族を含む3000万人の国民の生活向上のため、アマゾン地域の経済開発を望むと表明。環境活動家らは、この政策が森林破壊を助長すると懸念している。

ボルソナロ政権下で発生した昨年のアマゾン森林火災件数は、過去10年で最多に達し、世界の指導者から環境実績について批判を浴びている。

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